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会員の近況報告:フィンランドで医療通訳として起業

Nurse for Nurseの会員で、フィンランドにて看護師としてご活躍中の小林桃子さんから近況報告が届きました。小林さんには、一昨年の雑誌『看護展望』連載企画「新しい看護職の働き方を創る挑戦者たち」12月号をご執筆いただきました。フィンランドに移住し、EUの看護師資格を取得されご活躍されている姿がまだ記憶に新しい方もおられるのではないでしょうか。


2014年にフィンランドに移住してから、フィンランドで日本人看護師として働いている経験を活かして、いつか何かしてみたいなとぼんやり考えていました。ひとつは日本とフィンランドの架け橋になること、そしてもうひとつは海外で看護師を目指す学生のサポートをすることでした。そんな中ここ数年、通訳のご依頼をいただくことが増えてきたため、医療通訳はまさに看護師としての経験と、日本語とフィンランド語を活かすことができる、私がやりたかったことだと思いつきました。しかし、それを形にする勇気はなく、思いつきにとどまっていたとき、日本への一時帰国とNfNのMeet Up*がちょうど重なり、初めてNfNの皆様とお会いする機会をいただきました。その会で実際に看護師として事業を立ち上げている方々、また多方面でご活躍されている方々のお話を伺い、勝手に背中を押された気分になりました。


その場でのお話だけでは足りなかったので、NfNキャリア相談も利用させていただき、その後フィンランドでも情報収集を続け、約3か月後無事に事業を立ち上げることができました。(幸運なことにフィンランドでは個人事業を立ち上げるのは簡単でした。)


想定外だったことは、通訳を始めたことが「フィンランドで看護師をしている日本人がいる」ということを知っていただくきっかけとなり、連絡をくださった方々との新たな繋がりができたことです。


中でも同じ時期に個人事業を立ち上げたフィンランドの看護師から連絡を受け、この繋がりによりフィンランドで看護師を目指す外国人学生のサポートをするプロジェクトを始動することができました。


NfNにサポートしていただき、ネットワークは大切だなということを身をもって経験させていただいております。ありがとうございます。


小林桃子


*NfN注:Meet UpとはNfN会員に限らず看護職同士が対面で交流する企画です。

**小林桃子さんのInstagram:ももこの日記 @momoko.jp_fi

Nurse for Nurseの活動がこのような新しいサービスの創出の一旦を担わせていただけましたこと、大変光栄に思っております。NfNはこれからも看護職のキャリア開発支援を通して、一歩でも速く、様々な社会課題解決ができるよう取り組んで参ります。フィンランドで医療通訳が必要な方は是非、小林さんへお問い合わせください。小林さんの今後の益々のご活躍を応援しております!

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