2025年1月19日、Nurse for Nurseでは下記ご登壇者をお招きして「看護のリーダーシップ『看護エキスパート』から学ぶ」と題したウェビナーを株式会社メヂカルフレンド社と共に開催いたしました。本ウェビナーは、雑誌『看護展望』2024年連載「看護のリーダーシップ『看護エキスパート』の経験から学ぶ」にちなんだ企画です。ご登壇者は1月、2月、3月号ご執筆者の皆様です。
本田和也さん 国立病院機構長崎医療センター 脳神経外科・教育センター 副看護師長/診療看護師(JNP)
池亀俊美さん 公益財団法人榊原記念財団附属榊原記念病院副院長兼主任看護部長
山本則子さん 東京大学大学院医学系研究科教授
第1部では、実践家、管理者、研究者と分野は様々ですが、それぞれのこれまでのキャリアの軌跡と共に、お考えになる「看護のリーダーシップ」について語っていただきました。
また、株式会社メヂカルフレンド社様に進行を務めていただきました座談会では、お申込み者からの質問「キャリアに迷ったときや現状に行き詰まりを感じた時にどのように打破したり、考えたりしたのでしょうか」を軸に深めて参りました。
ご参加いただいた皆様には「大変良い」「良い」の評価をいただき、その理由は下記の通りです(一部抜粋)。
3名のキャリアを聞かせてもらい、それぞれ素晴らしすぎて憧れた。
普段聞けないトップリーダーの話が聞けた。
実践者、管理者、研究者の立場から見るキャリアの実際を理解することができた。
ご登壇者から現在行っている活動やキャリア形成について伺い、看護への知見が広がった。
様々なバックグラウンドを持っている方の経験などをお聞きできる機会は非常に貴重だと思う。異なった視点で物事の課題に対して取り組んでいる内容は大変参考になった。
登壇者の経験から今後の自身のキャリアアップについて考えることができた。
各登壇者のキャリアパスが詳しく伺えた。
登壇者の方々のお仕事に向き合うお気持ちがとても伝わった。
第2部は希望者のみ参加の懇親会でしたが、看護学生さんにもご参加いただき、ご登壇者と直接お話しをしていただく時間を設けました。参加者からはそれぞれのキャリアにおいて感じている課題についての共有があり、ご登壇者からアドバイスをいただくことができました。また、参加者同士、お互いの活動や考えを学ぶ貴重な機会にもなりました。
その他のご感想としては、下記となります(一部抜粋)。
キャリアを考えた時に、挑戦と行動力は必要不可欠だと感じた。悩んだ時は、自分の信念に沿ってできることをコツコツ続けていくこと、周りに相談し助言を求めていくことも大切だと思った。
役職がつき、後のキャリアプランについて考える機会も多くなり、今回の研修をきいて自分がしっかりとやりたい看護を実施していくことで、下の職員もついてきてくれるのではないかと感じることができた。人材の定着と育成の大切さも感じ、小さなステーションではあるがまずはできることから始めていきたいと思った。
NPという言葉がどの先生のスライドにも出ていたところに時代の進化を感じた。
素晴らしい経歴の方々の率直な考え、意見を聞いたことで、今後の看護職の可能性の大きさを再認識した。目の前の小さなことに忠実に取り組むことが将来につながることを教えられ、励まされた。自身の心の声に正直であれば、おのずと道は開かれるのだろう、と思えた。
看護を基盤に様々な分野で活躍されているお話がお聞きできて刺激になった。
リーダー研修などそれぞれの病院で実施されているが、リーダーシップの定義を改めてそれぞれが考え直す、学ぶ機会が必要だと感じた。
Nurse for Nurseは看護職のキャリア開発を通して様々なローカルおよびグローバルな課題解決を目指している団体です。しかし、Nurse for Nurseにおいて「キャリア開発」は必ずしもステップ・アップを意味するものではありません。今回のウェビナーを通して、一人でも多くの方にご自身のキャリアについて考えていただけましたら幸いです。そして、全国、全世界各地で、それぞれの分野で、リーダーシップを発揮する看護職が一人でも増えることを願っています。