2024年11月3日、NfNでは認定NPO法人みかんぐみ様と共に医療的ケア児・重心児とご家族、看護職・看護学生との交流イベントを開催しました。
バギーやストレッチャーなどでいらした4名のお子様に加え、ご両親やごきょうだい、そしてこの分野に携わっている、もしくは関心のある看護職や看護学生など多くの方々にご参加いただきました。
イベントの前半はご家族・看護職との対談、後半は小グループに分かれ交流の機会を設けました。
対談では、ご家族から訪問看護師が自宅に来るということは助けになっている反面、毎日のように他人が家に上がるという点においてはストレスと感じることもあったという体験談がご紹介され、看護職からもそのあたりは十分配慮したうえでケアにあたることの重要性が語られました。また、どのように良い関係性を構築されたかについては、看護職のコミュニケーション力や人間性が非常に大切であることが述べられました。現在ケアにあたっている看護職から看護学生へのメッセージとしては、様々な経験を通して自分の人生を豊かにすることで、将来ご家族に関わっていくうえで役立つ引き出しが増えるというお話がありました。
2つの小グループに分かれた後は、対談の内容を踏まえ参加者から活発な意見交換、質問等が飛び交いました。また、きょうだい児のお子様もご参加くださり、そのお気持ちをご共有いただくことができ、大変有意義な時間となりました。そして、最後には1つ1つのご家庭がみんな違うので、そのご家庭にあったオーダーメイドの訪問看護やケアが大切だという言葉で締めくくられました。
なお、子どもたちが生活する場面を訪問見学する「暮らし」見学プログラム(2025年2月実施)へのお申込みは11月9日までです。交通費・旅費の補助もありますので、ご関心ある方はお申し込みください!
*本イベントは中央共同募金会「重症児等とその家族に対する支援活動応援助成」より支援を受け実施しました。