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中央共同募金会事業「見学プログラム」参加後の活動について

Nurse for Nurseでは、医療的ケア児・重症心身障害児等の生活の場を見学し理解を深めることを目的とした「見学プログラム」を2023年2月に特定非営利活動法人みかんぐみ様と実施しました(中央共同募金会事業(2022年度))。その際の参加者のお一人であった並木知佳さんよりプログラム参加後の活動についてご報告を頂きましたのでご紹介します。



プログラムに参加した時は、病院を退職したばかりでその後について具体的なことは決まっていない状況でした。翌月に特定行為研修在宅パッケージで同じクラスだった訪問看護ステーションの管理者の方からお声掛けいただき、そちらの事業所で初めて小児を受け入れるお手伝いを4回程度ですが行いました。さらにその後、現在所属している訪問看護ステーションの管理者の方からもお誘いをいただき、訪問看護に関わっていくことになりました。当事業所の管理者も特定行為研修で同じクラスだったこともあり、小児の気管カニューレ交換や胃ろうカテーテル交換の特定行為実践も行っています。クリスマスの時期はイベントにも参加しました。病院ではできない、訪問看護ならではの体験がたくさんできています。


訪問看護以外にも大学やクリニックなど複数の仕事を掛け持ちしていますので、当事業所での仕事は月数回程度のこともあります。所属先の上長や全てのスタッフの理解があってこそできる働き方ですが、周りの人に恵まれ楽しく働くことができています。


こちらのプログラムへの参加は、小児を専門分野にする前から興味のあった訪問看護の世界に踏み込むきっかけとなりました。また、見学させていただいたお子さんやご家族から学んだことは、現在の実践に繋がっていると思います。このような機会を作ってくださったNurse for Nurse・みかんぐみの皆様、特殊な働き方に協力していただいている職場の皆様に感謝しながら、今後も子どもと家族により良い看護の実践ができるようにしていきたいと思います。


フローレンス訪問看護たけのつか

小児救急看護認定看護師 並木知佳

本事業を実施しましたNurse for Nurseおよび特定非営利活動法人みかんぐみは、今回のご報告を大変嬉しく拝読しました。看護職のキャリア開発を支援しているNurse for Nurseとしましては、本プログラムが並木様のキャリア開発の一助となったことはもちろん、地域で暮らす子どもたちの支援につながったことが何よりも嬉しかったです。また、多様で柔軟な働き方を実践されている姿も多くの看護職に新しい視点をもたらしてくれるのではないでしょうか。並木さんの今後の益々のご活躍を応援しております。

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