第一生命保険株式会社が全国の小学生・中学生・高校生計 3,000 人を対象に行った第 33 回『大人になったらなりたいもの』アンケート調査(2021年)によると、小学生・女子で前回6位だった「看護師」が 「幼稚園の先生/保育士」と肩を並べて2位(7.2%)とランクアップしていたようです。中学生女子では看護師は2位(6.7%)、高校生女子では3位(7.4%)でした。
また、中学生および高校生では女子・男子共に1位は「会社員」でした。的場康子研究員のコメントに「会社員を選んだ 理由として、全学年を通して男女ともに『働きやすそうだから』が最も多い回答 でした。コロナ禍でリモートワーク、週休3日制、時差出勤など働き方の多様化が進みました。両親が在宅勤務をしている姿を見て、自分もこんな風に柔軟に働きたいと感じている子どもたちも少なくないのかもしれません。」というものがありました。
では、このような若い世代に将来看護職になってもらうには。。。
我が国では2025-2040年にかけて少子高齢化(生産年齢人口減少)が進み、2040年は高齢者総数ピークになる年と言われています。それまでに、必要とされる看護ケア提供体制の整備が急がれています。先日の需給ギャップの話にもありましたが、これから看護の担い手の確保が懸念されるなかで、今の若い世代にいかに看護の道を選んでもらうか考えさせられます。
若い世代にとって「働きやすさ」が重要であるならば、それも追求できるような看護のキャリアを準備していかなければなりません。NfNでも次世代の看護職のキャリアを考え、それぞれがそれぞれの価値観を重要視した上で、看護職の様々な働き方の可能性を広げていくお手伝いができればと考えています。
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